占い

庚と辛

 

こんにちは!陰ヨガ講師TAiGAです

今回は金星の陰陽

「庚」(かのえ)と「辛」(かのと)

その性情のお話しです

そろそろ春真っ盛り

逆に冬眠の時期に入っているのが

この金の気なのです

また順が回ってきますよー!の意味で

お伝えしようかなと思います

 

「金」は禁、成長の中止

殺気、収斂(しゅうれん)の気です

まさに春や成長と真逆の位置

(西洋系の金星と、まるで意味が違います) 

成長が止まるということは、完成するということ

まだまだ状態が動くようでは、それは過程

金星というのは、五行のなかの

現れる姿の中では「完成」の姿

最強組です

 

じぶんの中で金の気が

ほどよく正常に機能するということは

「要らないものを判断し処分することが出来る」

と言うことです

成果物という結果や所有に対する

認知機能も高めます

 

人体で言えば

「肺」

「腸」

要るものを取り入れた後、

要らないものを破棄する機能を有する臓器です

「皮膚」を表す場合もあります

皮膚は要らないものを捨てる器官ではありませんが

これもレイヤーを変えて考えれば金星です

自分と外の世界との境界線

「皮膚」だからです

 

逆に金気が過剰な場合は

物事の終着点ばかりに比重があり

悲観的で「結局はこうなる」

早合点とシラけた落胆もあるかもしれません

結果主義が毒性を持ち始めます

 

金の気が劣勢にあるならば

ざっくり言えば

どこか踏ん切りがつかなかったり結論を求めない

割り切れない世界の方を

信望することになりそうです

境界線を引く力が不良を起こしているからですね

 

金を刃物や斧などに例える占いもありますが

攻撃性というより

防御性に近いです

 

合理的で割り切ることが出来る点が

有能で攻撃的に見える場面がありますが

実は区別しているだけです

 

陽の「庚」ならば

「それは違う」

「あれとあれは別のもの」

「私とあなたは違う」

積極的に判断力を

ふるう性質があります

攻撃してはいませんよね

能動的に分別しているだけです

(言われた方は痛いかもね!笑)

 

水星に現れる「智」という知性とは

少し違う「キレる」方の知性を有します

 

「辛」(かのえ)ならば

またその有り様を変えていきます

陰陽が違うだけで

だいぶ変わってきます

上記の

「それは違う」

「あれとあれは別のもの」

「私とあなたは違う」

といった性質を

パッシブに持ちます

陰の気は受動の気

聞かれなければ答えませんし

あたりに自分の判断を発信したり

行使したりあまりしません

 

そういった点を

「美学」「こだわり」と言ったり

「自分ルール」「頑固」と呼ぶ場合がありそうです

 

庚と辛、この両者の

性質の可変性の差は

同じ金星でもだいぶ違いがあり

非常におもしろいです

 

春に一番衰えているのは

金星なので、ちょっと応援しようかなと

書いてみました

金気が必要なひとは

じっとこの春を乗り越えてください

 

いろんな時期があるから

自分の旬もめぐるように

魅力をたくわえて

いいチャンスを掴んでくださいね!

ではまた〜!