こんにちは!陰ヨガ講師のTAiGAです!
今回は書籍の紹介です!
四柱推命を学ぶ時に、ぼくが実際に買って読んだ本で
今読み返しても良いなぁと思うものを
さらっと3つ、選びました
今回紹介する本は
本当の四柱推命に近づきたいと好奇心を抱いている人や
独学中で四柱推命の情報を探している人
市場の普通の鑑定に疑問のあるフェーズの人に
オススメしたい本たちです
占いは国家資格でもなければ
正式なカリキュラムがあるものではないので
体系だてて教えてくれる民間資格などに
人気があつまるのも頷けます
しかし一定の域から自律的に考えていけるかどうかは
基礎を根拠にしているかどうかに寄ります
ぼくは初学の時に多くの書籍や鑑定結果に疑問を抱いて
以下の要素を模索していました
① 五行を根拠にしている
(基礎)
② 日干と月支で性格を決めつけない
(1箇所の性質の解説をし続けない)
③ 身強と身弱、やや特殊な命式とそれらについて考え方の基礎やヒントがある
(何をもって強いのか、弱いのか、特殊なのか、「そういうモノ」思考から抜け出す)
④ 型の判定から個人の判定をするのではなく、判断にグラデーションを許容する
(カテゴリ判別は大量の説明をこなすのには楽。けれど生身の人間はひとりひとり違う)
そういった考えを持つ助けになり、なるべく読みやすい物を選びました
ではどうぞ!
第① だるまんの陰陽五行シリーズ
マンガでわかりやすい陰陽五行のお話です
著者は日本大学歯学部卒の歯科医さん
医学の道に進まれた方の視点から描かれた陰陽五行は
様々なものが関連をもって奥底で互いに影響しあっている事を伝えてくれます
大半の多くの四柱推命の本には陰陽五行が
樹木、草花、太陽、灯、山、田畑、刃、宝石、海、川
こういったものに置き換えられて、語られがちです
(これらも間違いではありません)
自然的なものに例えると記憶がしやすいですが
そこだけを覚えると 奥にある本質的なものを置き去りにしている事に気づけません
例えばなぜ木行が、東で春で肝臓で酸味で、眼であり怒であり若者
という意味があるのか
横の串を通してくれるような視点を与えてくれます
ちなみに面白くて、かなり一気に読みました↑
カラーでマンガなので、読み手にフレンドリーです
力を抜いて読んでみてください
第② ツボがある本当の意味
鍼灸師の方の、ツボや経絡に対する独自の見解や研究テーマが語られています
四柱推命と全く無関係と思いきや、そんなことが無いとぼくは感じました
古典技術の信仰では無く、今日の使い方を模索する点にとても情熱を感じます
特に鍼灸は四柱推命と同じ古代中国の東洋哲学ベースで基礎理論は同郷です
本書でしている取り組みが、最新の取り組みなのかについては
鍼灸師ではないし、解らないので控えます
一部抜粋させていただきます
「術者がツボを捉えたと感じても、それは主観でしかありません。ツボを捉えた証拠にはなりません。証拠を蔑ろにすれば、鍼灸は「言ったもん勝ち」の世界になってしまいます。臨床30年の鍼灸師が「ここがツボ!」と言えば、後に続く者は従わざるを得ません。主観をいくらつなぎ合わせても医学にはなりません。」
なかなか、スリリングな展開だとは思いませんか?
筆者は更に、経絡理論がそもそも時代に合わせた
その当時必要だった事に応じて作られた形跡があることや
4000年の歴史があると言われているが、実は途中に断絶があること
現代においては、古典が重視している点と違うところを重視することで
現場で起こるあやふやな現象を「東洋医学だから」と片づけず
技術をアップデートする余地が依然たくさんあると続けています
四柱推命はいかがでしょうか?
大層な歴史がありそうで現代では意外と分断されていたり
「時代に合わせた鑑定」をしたくても、あやふやだったり
現代で使われる流行りの理論も混ざっていて
ブラックボックスも多いのでは無いでしょうか
「自分の疑問を、自分で解いていく」ことを哲学と呼ぶのなら
本書は四柱推命と哲学していくのに
ヒントが詰まっていると感じました
第③ 現代に息づく陰陽五行
3冊中で、一番カタめの本です笑
本書にもたくさん助けて頂いています
四柱推命で古典といえば「滴天髄(てきてんずい)」など
いまなら名前を上げられますが
初学の段階では到底知るはずもなく
知っても読むのは大変
読めてもわかるのはもっと大変
分かった事を使っていく頃には老子かも分かりません笑
今使っている占術はどうしたら深めていけるか
何を参照したらよいか
歴史のどの辺りを追うと自分の鑑定の解像度が上がるか
本書のような歴史に触れている分かりやすい本に一度触れると
自分の次の一歩の座標を定めていく事ができます
最後に
ぼくは四柱推命を独学から開始しました
当初は書店にある本
メルカリやラクマで買った中古の本を読み
ある程度の概要を理解し
既に抱いた (広まっている四柱推命で出た答えで、当たっていないと思える点)
疑問を解消してくれる参考文献、ブログ記事、知っている人などを
探している状態でした
(命式と大運の出し方、五行のおおまかな基礎、相生相剋、通変、用神、悪神、
ここら辺はまあふわっと分かる状態)
かれこれ色々あって、やっと今は鑑定をしています
でも周り道をして良かったなぁと感じていますし
基礎に新しい知識が「統合」されてゆきます
一見関係ないと見える知識でも
自分の中にできた「繋がり」と共に
これからも楽しく占術と歩んでいきたいです
何を読んでも、あんまり変わらない
そう思われている方が居ましたら
少し息抜きに読んでみてください
最後までお読みいただき、ありがとうございます