占い

通変星のはなし①

こんにちは!TAiGAです

 

四柱推命の命式分析で使う

「通変星」(つうへんせい)についての話です

10この通変星が存在するわけですが

本当はもっとたくさんあるよ

ということに触れてみたいと思います

通変星というのは

自分の生まれた日付の陰陽五行(干-かん-)からみて

その他の五行が、どういった働きをするか?

という共通の作用の呼び名です

比劫(ひごう) 自分と同じ五行は、自分を強める
食傷(しょくしょう) 自分が生み出す、という特徴を持つ
財(ざい) 自分が取得しようとする、という作用を持つ
官殺(かんさつ) 自分に負荷をかける、という作用を持つ
印(いん) 自分を助けたり支えたりする、という性質を持つ

そして陰と陽の組み合わせを分けると

「比肩」「食神」「正財」「正官」「印綬」

「劫財」「傷官」「偏財」「偏官」「偏印」

この10個です

 

四柱推命的に事象を調べようとする時

ネットの記事や書籍には

それぞれの通変星の特徴や個性

伸ばす所、注意点などが

何ページも書かれていますが

当てはまらない箇所がたくさん出てきます

何故なら同じ通変星でも

実は違う作用に溢れているからです

 

例えば

自分の星(日干)を

甲(きのえ、陽の木行)とすれば

乙(きのと、陰の木行)は

同じ木行で

陰と陽の組み合わせなので

通変星では「劫財」(ごうざい)と呼ぶことができます

 

同じく

乙(きのと、陰の木行)を自分とすると

甲(きのえ、陽の木行)も

陰と陽の組み合わせで 同じ木行なので

通変星では「劫財」と呼ぶことができます

通変星というレイヤーでは同じ「劫財」なのですが

全く同じ性質、性格、作用をもたらすでしょうか?

 

他にもそのほかの四行

「丙」からみた「丁」と、その逆

「戊」からみた「己」と、その逆

「庚」からみた「辛」と、その逆

「壬」からみた「癸」と、その逆

ぜんぶ劫財ですが

全ての性質や特徴は一貫して共通でしょうか?

 

もちろん同質ではありません

 

五行と陰陽を計算に入れてようやっと

どんな通変星なのかが見えてきます

通変星ひとつとっても、かなりの推理要素が

ここだけでも実は隠されています

それを捉えていく事で

八字からの情報量が増えていきます

 

お読み下さり、ありがとうございます

もう少し通変星について

また続きを書きますので

お楽しみに〜!