占い

お酒とお花見

こんにちは!陰ヨガ講師のTAiGAです

 

最近、金星についてのお話を書いて

金と木の関係に触れられそうなので

お花見シーズンと絡めて

お酒の話や、もう少し金星の話を

続けてみようかなと思いました

 

前回お話したように

金気は「判断力」や「合理性」を司ります

庚と辛 こんにちは!陰ヨガ講師TAiGAです 今回は金星の陰陽 「庚」(かのえ)と「辛」(かのと) その性情のお話しです ...

 

よく四柱推命関連の話題に

十二支の「酉」(とり)は金星

さんずいをつければ「酒」となり

酉がある人は酒に強い、好きだ

と書かれる事があります

 

もし作用とか嗜好とか

エネルギーという基準で言うなら

残念ですが五行理論上そぐわないので

ぼくは採用できません

 

もし本当にお酒が金星ならば

お酒を飲めば飲むほど

頭脳明晰、合理的な判断を冷静に下せるようになるはずです

飲酒運転撲滅などせず

逆に運転中も仕事中も

飲み続けたらいいわけです

「ウィスキーを数杯飲んだら頭が冴えてきた。

 今ならなんでも分かりそうだ。」

こう言われたら、ちょっとヤバそうだと感じないでしょうか

逆ではありませんか?

 

お酒は木行です

木行は成長、上昇。「たち昇る気」

頭に血が昇る、感情的になる、理性を緩ませる

すべて酒気の作用です

酒気を帯びた時に稼働を始める臓器も

肝臓です(木星)

冷静な判断力(金星)を相対的に低下させ

割り切れない感情の面を露呈させるもの(木星)

そちらの気を亢進させるものと言った方が自然かと思います

元から怒っている人なら

飲んだら怒る

悲しい事があった人なら

泣く

感情(木気)を膨張させて

合理(金気)を劣勢にさせるわけです

 

ついでにお酒の親は水

木行の親も水行です(水生木)

良い酒には、良い水が必要ですよね

 

さて金気が強い人はお酒に本当に強いのでしょうか

単純に金の気が強い人にとっては

「酒気(木の気)を恐れない」というだけです

恐れないのだから、摂取することに抵抗がないのです

結果ある程度は強くなれるかもしれません

あとはその他の要因(社交なのか1人の趣味なのか)によって

嗜好も変わります

もしくは飲んでも

ある程度冷静(金気の恒常性)を保てているのでしょう

木行に潰されないのだから

楽しくもなり好きになるかもしれません

 

なら木気が命式内で

過剰に働いている人はどうでしょうか?

好き、強い というよりは

飲まなければ「やっていられない」状態

近づいていないでしょうか

 

木行が強い人も非常に酒を煽ります

同じ勢力である味方が欲しいのです

木星はいかなる時も金星を忌むわけですね

 

感情的な振る舞いや

喜怒哀楽を出せるお酒の席は

本来の自分に戻りやすく好意的です

酔っ払っても構わない

(酔っちゃって楽になりたい)

と言う状態は、はたから見れば

酒気に弱いように見えるかもしれません

でも好きでキチンと飲むわけです

 

もうパーっとやれるなら

酒じゃなくて海でもキャンプでも

別に良いのだと思います

(ここまで来ていれば逆に火星かもしれません)

飲まなくても言いたい事が言えるなら

もはや酒すら要りません

 

さあでは結局どんな人が強いのか?と言えば

五気と強い弱いは全く別です

問題なく摂取できるというメンタルが

身体を適合させていくわけです

どんな背景で

どういう動機から(命式構造)

行動しているかを考えると

作用が現象まで浮上するのかを

考える事ができるかなと思います

 

「羽目をはずしたい」タイプなのか

「酔わないでいられる」というタイプなのか

どっちも混ざっちゃってるのか

本当は千差万別で一概には言えません

酒気を恐れないけど胃の弱い人とか
(これは健康運のアカン人)

断るのが苦手で社交を遠ざける人など
(要るものまで遠ざけてしまうかも?)

命式内の構造に、それぞれの独自性が

隠れています

ちょっと知るだけでも

自分にとっての良い加減が見つかるかもしれません

 

春の陽気は

ちょっとオモテに出たくなる気分を

わかせてくれます

いつもと違う景色を見たければ

ぜひぜひ季節の力を借りましょう!

季節の力も運の力です

見えない波に乗って

みなさんも楽しく健康に過ごしてください

ではまた〜!