コラム

感謝と陽気の徳分

こんにちは、陰ヨガ講師TAiGAです!

 

もうすぐ咲く花も変わる頃

占い的には「甲 乙 寅 卯」などのシンボルが

この時期のものです

桜が咲く前に、春の話をしたいと思いました

 

今たくさんの人が

精神的な世界に興味をもち

幸せになる方法や

快く行動していく方向を模索していますね

占いの需要も

ポジティブに一役買っているかもしれません

 

個人的には「幸せになりたい」という言葉は

現在不幸であるという前提とセットなので

TAiGA的には

あまり採用しません

それより爽やかさこそ

必須のモチベーションかなと

思っています

 

まあ言葉は違っても

今より良い状態になりたいということには

変わりありませんので

良いでしょう!

 

ではどうしたら今いる所から

一歩前に進めるのか

すでに良いスタートを切られている人たちの

アドバイスでよく語られるキーワード

「感謝」についてお話したいと思います

感謝は春と関係おおありです

 

よく感謝を持ちましょうと

言われていますね

不幸だ不満だ不安だ、という人たちは

何にも感謝してないんだと

いう話を耳にしたことがあると思います

 

なかなかに高度な話ではないでしょうか?

ぼくも全てのことに感謝を持つには苦心します

身体の健康、いつもの仕事、機嫌のいい家族

それらは失って初めて気づく

なんて身がしまるような話も出てきます

ほんとうに失うまで感謝できないのでしょうか?

いや方法はあるよ!というお話です

 

感謝を持つには

順序があることを

お話ししたい思っています

 

まず感謝がない状態を考えてみましょう

それは「当たり前だ」という前提に

立っていることに気づきます

 

おととい健康だった

昨日も健康だった

なら今日も健康だ

 

昨日も仕事だ

今日も仕事だ

あぁ、明日も仕事か

 

個人的か社会的かはおいておいて

非常事態でなければ

繰り返しが続くということは

こういう具合です

ということは

「当たり前」=「不満」

のはじまりという事です

 

全て変わらない、不動なものだ

という決めつけが

不平不満の元ということです

不動は陰の気です

「どうせ」という言葉も

結果が見えている

という陰気の毒的な側面です

 

 

さあでは、変わらないものなど無いと
知ってしまえば良いのではないでしょうか

 

 

変化を司るのは

陽の気です

動きの気ですから

まさに今、春の気です

 

思い出してほしいです

自分の好きな食べ物、乗り物、友人、好きだった遊び

子供の頃と全く同じでしょうか?

身長、体重、外見は一緒でしょうか?

 

とうの昔の幼少期と比べると

変化があって当然ですが

これをもっと短い区切りで行うと

こうです

 

昨日と今日の自分

やりたいことは一緒でしょうか?

食べたいものは一緒でしょうか?

会いたい人は一緒でしょうか?

体の具合は一緒でしょうか?

気分は一緒でしょうか?

 

見つめる

変化を知る

ということは

感謝の最初になります

観察こそ、最初にできることです

自分と自分を比べることです

 

変化の知り方には色々な方法があります

運動をすること

歴史を学ぶ事

瞑想

などなど

 

「感謝」はするものではありません

勝手に「生まれるもの」です

感謝を持てといわれて

持たされた感謝かどうかは

自分が一番よくわかるはずです

 

命のありがたみ

仕事のありがたみ

どれほどその希少性を説かれても

外側からの説得は作用が弱いです

 

身近なものの変化を

探してみてください

その他のものが分からなくても良いです

わかる事から味わう他に

方法があるでしょうか?

 

もうしばらくすると

咲く花も変わってくる頃

でもその花もずっと満開ではありません

 

もうこれっきりなのだから

味わおう、楽しもう、ありがたい

今あるものは最初で最後

だって「変わってしまう」のだから

 

いつもをいつもより

ちょっと大事に感じる

これが春から陽気を学び

自然な感情を取り戻す

という事なのかなと思うのでした